サウス・バウンド

サウス・バウンド

 内容(「BOOK」データベースより)
小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。

おもしろかった〜
クライマックスの対決のシーンでは思わず涙がこみ上げてきました
今度、豊川悦司が父親役で映画化されるみたいだけど、自分の中では元過激派で破天荒な父親役には泉谷しげるの方がイメージにピッタリだと思うのだが
とにかくこの父親ってのがメチャクチャでさ
アメリカのドタバタ夫婦テレビドラマ「ダーマ&グレッグ」に出てくるボケボケヒッピー親父*1をより凶暴にした感じでさ

ソンはしないから読んどきなって感じ
しかし破天荒っていいねー大好き
破天荒万歳!!!


内容紹介
すっかり放浪作家のイメージが定着し、若者を中心にそのバガボンド体験が支持されているロバート・ハリス。その彼が、自らと同じ“団塊世代”に向けて書き下ろした初エッセイ。
定年後に様々な不安と戸惑いを抱くビジネスマンに捧げる、「アウトロー的人生論」であり、「残された時間の使い方」がメインテーマ。
これまで自著のタイトルを、『黒くぬれ!』=ローリング・ストーンズ、『ワイルドサイドを歩け』=ルー・リード、などとリスペクトする音楽になぞらえてきたが、本書は団塊世代の青春時代を象徴する映画をモチーフにした。
団塊世代で観てない人はいないだろう」と言われるほど世界的にベビーブーマー世代に支持された名画『冒険者たち』。アラン・ドロンジョアンナ・シムカスリノ・ヴァンチュラに憧れ、ロバート自身の「旅」人生のきっかけとなった映画でもある。
その『冒険者たち』に心熱くした団塊世代が一斉に定年を迎えている。死ぬまでにやりたいこと、やるべきことを見失っていないか。死ぬまでに観直したい映画、読み直したい本、聴き続けたい音楽は・・・。人生の最期に愛する人へ遺す物語は何か。本書は消費のターゲットに成り下がるな、と言うロバート流の団塊世代へのエールでもあり、遺言である。

ちなみに偶然だが、本書発売と機を一にして『冒険者たち』の最新のデジタル・リマスタリングによる40周年記念プレミアムDVDがリリースされる(発売元:ショウゲート、販売元:アミューズソフトエンタテインメント、税込¥3,990)。昨年のカンヌ映画祭で“愛しのレティシアジョアンナ・シムカスが主賓として迎えられ、『冒険者たち』がプレミア上映されたように、かつてのフラワームーヴメント(ヒッピー)世代が動き出そうとしている証だろう。単なる偶然ではないのかもしれない。
モノやコトを蓄積、増やすことに明け暮れてきた人生をここいらでリセット、あらゆる重荷を捨てて身軽になることの必要性を説くロバート。そのために、第二の通過儀礼としての旅に出ることをすすめている。
溜め込み続けてきた“荷物”を捨てれば、人生の午後はもっと楽しいことを、 放浪作家らしいエピソードで綴っており、元気の出る一冊となっている。

↑こんな長い紹介文初めて見たかも↑
マイゴッド、ロバート・ハリスさんの新作
新作発売記念の握手&サイン会には必ず行くくらい好き
こういうこといってると、「俺の方がもっと好きだ!」と「俺のほうが昔からファンだった!」とかムキになるファンが出てきそうだな〜
まあそういうファン心理は自分も理解できるけど

で、肝心の中身はというと
ハリスさん好きとしては正直物足りないかも
すでにファンならば全て知っているということばかりで・・・
音楽で言うならベストアルバムだね