JUNO

渋谷アミューズCQNにて

映画「JUNO/ジュノ」オフィシャルサイト

あらすじ: パンクとホラーが好きなクールな女子高生ジュノ(エレン・ペイジ)は、親友ブリーカー(マイケル・セラ)との興味本位にセックスをして妊娠してしまう。中絶を思いとどまったジュノは友だちのリア(オリヴィア・サールビー)に協力してもらい、養子を希望している夫婦を探すことに。理想的な夫婦を見つけ、会いに行ったジュノだったが……。(シネマトゥデイ

けっこう前から新聞や雑誌などでたくさん取り上げられていたので気になっていた
けど、「10代の妊娠」というトピックには、そんなに目新しさを感じてなかったんだよね
最近アメリカで実際にあった「女子高生が“出産協定” 米マサチューセッツ州 17人が妊娠」ってのには衝撃を受けたけど

観た感想は
想像していたような重ーくて陰鬱なノリはこれっぽっちもなく
主人公のお腹がデカくなるまでは妊娠がテーマの映画とは気がつかないほど
まるでポップな青春映画
ホラー映画とパンクロックを愛してて、やたらと口が達者な主人公のジュノ
顔も、派手ではないけど、何気に可愛い感じ
こういうテイストの女の子って、日本バージョンに置き換えるのは難しいな
いて欲しいけど
下北系とかになるのかな?
なんか無理があるかも

ジュノが喋るスラングだけど
これは、やっぱりアメリカでリアルタイムに生活してる者でないとピンとこないのでは?
字幕もソレっぽく訳してたけど
こういうの悔しいね

音楽ネタもけっこうあった

養子引き取り先の夫のTシャツについてのくだりで
カート・コバーンみたい〜」ってのを字幕では「ロックスター〜」と差し替えてたのが気になった
文字数制限というより、「カート・コバーン」という固有名詞がピンとこないであろうという見解からだと思うけど
カート・コバーン」知らない奴いんの?って思うのは、音楽ファンだけなのかね?

後半の出産シーンでの
鎮静剤?の「スパイナルブロック」とカルトロック映画のスパイナル・タップ
をかけた文字遊びギャグがあったけど、さすがにここまでくるとアメリカ人か映画オタクしか笑えないだろーなと諦めるけど

なんかそういう感じのB級テイストに溢れる映画だった
連想したのは

ゴーストワールド [DVD]

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オチが納得いかなかったなあ
え?実は好きだったの?
なんで?
どこがいいの? 
て感じ


音楽が良かった
久々にサントラ買おうかと思うくらい
中でも一番心に残ったのがこの曲
Antsy Pants - Vampire

女友達を誘おうかと思ったけど
そういえば、中絶経験ある子だったってのを思い出し
誘わなかったのは結果オーライだったなと一人納得


楽しめたけど前評判で絶賛されてたほどじゃないかな
★★★☆

カップルで観に行くと盛り上がるのではないでしょうか?
男独りで観るよりは…